言っても聞かない子どもたち。保育士はこう対応して落ち着かせる。
てぃ先生が教える「子どもを落ち着かせる方法」
■子どもが走り回るのは「楽しいから」
走り回っている子どもは、
「走りたいから」
「体を動かしたいから」
「楽しいから」
そういう行動をしているんです。
「走らないの!」とか「危ないからやめなさい!」などと言われても響かないですし、「絵本見ようよ」なんて言われてもそれは無視です。だって興味がないですから。また同じことをしちゃいます。
お部屋で走り回ることを止めるには、別の形で走らせてあげましょう! 走りたい気持ちは、走ることでしか解決できません。だからといって外にも出られない! それでもできることがあります。
僕がよくやるのは、「先生はここから動かないでとっても早く走れるよ!」と言ってその場で全力駆け足してみせます。
すると、子どもは真似をします。走れますし、体を動かせますし、大人がその場で駆け足する姿が面白いからです。
複数の子どもがいる場合には「誰が早く走れるかな?」なんてゲーム形式にしても面白いです。より盛り上がります。
なにより、その場での駆け足って全力でやると大人でもかなり疲れます。走り回るより疲れます。
だから「走りたい!」「体を動かしたい!」という子どもの気持ちがかなり満足します。そうすれば、わざわざ大人がイライラしながら注意しなくても、これだけで解決です。
走り回ること以外でも同じです。
その行動を注意してやめさせる、全然違うことへ誘ってやめさせる、そんなやり方よりも子どもが「やりたい!」と思っていることを別の形でやらせてあげる。この方が圧倒的に切り替えやすいです。
ぜひ試してみてくださいね。(『ハンバーガグー』より構成)
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